妊活・妊娠中に
知っておきたい、
マグネシウムのこと。
妊娠を考えはじめたときも、妊娠中も、産後も。
からだが変わるこの時期は、必要な栄養も変わります。
毎日の食事と暮らしから、少しずつ知っていきましょう。

MAGNESIUM & LIFE
マグネシウムは、
いのちの基本を支えるミネラル
マグネシウムは、生命が誕生したころから、からだの基本的なしくみに使われてきたミネラルです。近年の研究では、800種類以上の酵素の働きに関わるとされています。
遺伝情報をコピーし、
修復する
細胞が増えるときは、遺伝情報(DNA・RNA)をコピーする必要があります。このコピーや修復のしくみに、マグネシウムは欠かせません。
からだの材料となる
たんぱく質をつくる
たんぱく質は、細胞の中の「リボソーム」でつくられます。リボソームは、マグネシウムがないと形を保てず、うまく働きません。
エネルギーを
使えるようにする
からだのエネルギー源である「ATP」は、マグネシウムと結びつくことで、はじめて働くことができます。
妊娠中は、赤ちゃんのからだや胎盤がつくられ、細胞が活発に増える時期。いのちの基本を支えるマグネシウムは、この時期にこそ意識したい栄養素です。
参考:de Baaij JH, Hoenderop JG, Bindels RJ. Magnesium in man: implications for health and disease. Physiol Rev. 2015;95(1):1-46.
WHY MAGNESIUM
なぜ、この時期に
マグネシウム?
マグネシウムは、毎日の食事からとりたいミネラルのひとつ。妊娠中は、ふだんより多めにとることがすすめられています。
赤ちゃんの細胞や
骨づくりに使われる
おなかの赤ちゃんは、細胞分裂をくり返しながら成長します。マグネシウムは、細胞が増えるしくみや骨・歯の形成に関わる栄養素。赤ちゃんに必要なマグネシウムは、お母さんのからだから胎盤を通して届けられます。
妊娠中は、血液中の
マグネシウム濃度が下がりやすい
妊娠中は血液の量が増えるため、血液中のマグネシウム濃度は少しずつ下がっていくことが知られています。マグネシウムが足りなくなると、カルシウムのバランスを保つしくみや、血糖値を下げるホルモン「インスリン」の働きにも影響が出やすくなります。妊娠中はもともとインスリンが効きにくくなる時期でもあるため、意識しておきたいポイントです。
妊娠中は、
マグネシウムの推奨量が増える
国の基準では、妊娠中の推奨量はふだんより1日40mg多く設定されています。
※年齢により異なります。授乳中の上乗せはありません。
マグネシウムは、
ふだんの食事では不足しがち
日本人の平均摂取量は1日247.1mg。成人女性の推奨量と比べても、少し足りていない状況です。まずは毎日の食事から意識してみましょう。
※サプリメントなど通常の食品以外からとる量には、成人で1日350mgの上限があります。
出典:厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」、厚生労働省「令和元年国民健康・栄養調査」、Seydoux J, et al. Br J Obstet Gynaecol. 1992;99(3)、Fanni D, et al. Biol Trace Elem Res. 2021;199(10):3647-3657
私の食生活でマグネシウムは足りてる?
かんたんな質問に答えるだけで、あなたの食生活でマグネシウムが不足していないか、傾向をチェックできます。
※チェック結果は、マグネシウム不足を診断・保証するものではありません。
VIDEO
専門家に聞く、
妊活・妊娠中のマグネシウム
産婦人科医やクリニックの院長をゲストに迎え、妊活・妊娠中の栄養とマグネシウムについてお話を伺いました。
産婦人科医に聞く、妊娠中に必要な栄養と不足しやすいミネラル
ゲスト:わっきー先生(産婦人科医)
見どころから見る(YouTubeが開きます)
知っておきたい、プレコンセプションケアとマグネシウム
ゲスト:市川りえ先生(アロリエクリニック 院長)
見どころから見る(YouTubeが開きます)
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FAQ
よくある質問
Q妊娠中は、1日にどれくらいマグネシウムが必要ですか?
国の基準(日本人の食事摂取基準 2025年版)では、妊娠中の推奨量は18〜29歳で1日320mg、30〜49歳で1日330mgです。ふだんの推奨量に40mgが上乗せされています。授乳中の上乗せはありません。
Q妊活中も、マグネシウムを意識したほうがいいですか?
妊活中の推奨量は、ふだんと同じです(成人女性で1日280〜290mg)。ただ、日本人の平均摂取量は推奨量を下回っているため、妊娠を考えはじめた時期から、毎日の食事でとれているかを見直しておくと安心です。
Qマグネシウムは、どんな食べ物に多く含まれていますか?
あおさやひじきなどの海藻、納豆や豆腐などの大豆製品、ナッツ類、玄米などの精製していない穀物、魚介類に多く含まれています。くわしくはマグネシウムを多く含む食品の記事をご覧ください。
Q妊娠中に、マグネシウムのサプリメントを飲んでもいいですか?
まずは食事からとるのが基本です。サプリメントなど通常の食品以外からとるマグネシウムには、成人で1日350mgの上限が設けられています。妊娠中・授乳中に使う場合は、かかりつけの医師や薬剤師に相談してください。
Q足がつるのは、マグネシウム不足が原因ですか?
足がつる(こむら返り)原因は、筋肉の疲れや冷え、水分やミネラルのバランスなどさまざまで、マグネシウム不足だけとは限りません。妊娠中は特に起こりやすいとされています。何度もくり返す場合や痛みが強い場合は、医師に相談してください。くわしくはこむら返りの記事をご覧ください。
Qマグネシウムを摂りすぎると、どうなりますか?
食事からとるマグネシウムは、余分な分が尿から排出されるため、とりすぎになることはほとんどありません。一方、サプリメントなどで多くとると、下痢などが起こることがあります。くわしくは摂りすぎの記事をご覧ください。
Q自分がマグネシウム不足かどうか、知る方法はありますか?
まずは毎日の食生活をふりかえることが第一歩です。OS-LABのマグネシウム不足セルフチェックでは、かんたんな質問に答えるだけで、不足の傾向を確かめられます。ただし、結果はマグネシウム不足を診断・保証するものではありません。気になる症状がある場合は、医師に相談してください。
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