私たちの健康を支える必須ミネラルの一つがマグネシウムです。
特に、マグネシウムを多く含む塩は、健康や美容にさまざまな効果をもたらすと言われています。
しかし、どのような塩を選べば良いのか、またその摂取方法について詳しく知っている方は少ないのではないでしょうか。
今回の記事では、マグネシウムが多い塩の特徴や種類、そしてそのメリットや賢い摂取方法を解説します。
さらに、マグネシウムを活用することでより健康的な生活を送るための役立つ情報をお届けするので、ぜひ最後までお読みください。
マグネシウムを多く含む塩の特徴

マグネシウムを多く含む塩は、その独特な成分構成が注目されています。
これらの塩には、体に欠かせないミネラルが豊富に含まれており、健康促進や美容面での効果が期待されています。
具体的には、ヒマラヤピンクソルトや天然の海塩などが代表例です。これらの塩は、精製されていないため、ナトリウム以外にもカリウムやカルシウム、マグネシウムなどの微量元素が豊富に含まれています。
また、マグネシウムを多く含む塩は、味わいがまろやかで、料理の風味を引き立てる効果もあります。
多くのメリットにより、健康志向の方を中心に広く支持されています。
マグネシウム塩と普通の食塩の違い

下記の一覧表は、マグネシウム塩と普通の食塩の違いをまとめたものです。
| 比較項目 | マグネシウム塩(天然塩) | 普通の食塩(精製塩) |
|---|---|---|
| 主成分 | ナトリウム+マグネシウム、カリウム、カルシウムなどのミネラル | 塩化ナトリウム(99%以上) |
| 製法 | 天然・未精製(海水や岩塩から採取) | 精製・加工されている |
| 味わい | まろやか、深みのある味わい | 塩辛い、シャープな味 |
| 健康効果 | 塩分補給+マグネシウムなど微量ミネラルの補給 | 塩分補給 |
| 代表例 | ヒマラヤピンクソルト、天然海塩、にがり塩、死海の塩 | 食卓塩、精製塩 |
マグネシウム塩と普通の食塩の最大の違いは、ミネラルの種類と含有量です。
普通の食塩(精製塩)は塩化ナトリウムが99%以上を占めており、製造過程でマグネシウムやカリウムなどのミネラルがほとんど取り除かれています。
一方、マグネシウム塩は天然の海水や岩塩から採取された未精製の塩で、ナトリウム以外にもマグネシウム、カリウム、カルシウムなどの微量元素が豊富に含まれています。
味わいにも違いがあり、普通の食塩は塩辛くシャープな味わいですが、マグネシウム塩はまろやかで深みのある風味が特徴です。
料理の味を引き立てるだけでなく、日常的にミネラルを補給できるため、健康志向の方に選ばれています。
マグネシウムを豊富に含む塩を摂取する3つのメリット

マグネシウムを豊富に含んだ塩を取り入れることで、以下の3つのメリットが得られます。
- 代謝をサポートし、エネルギー生成を助ける
- 骨と歯を強化し、健康維持を促進する
- リラクゼーション効果を高める
詳細を解説していきます。
代謝をサポートし、エネルギー生成を助ける
マグネシウムは生きるうえでのエネルギー生成に不可欠なミネラルです。
ATP(アデノシン三リン酸)という体を動かすエネルギー源となる物質の生成を助け、日常の活動に必要なエネルギーを供給する役割があります。
マグネシウムが不足すると疲労感や倦怠感を引き起こす原因になるため、日常的に摂取することが大切です。
マグネシウムを含む塩を活用すれば、効率的にマグネシウムを補給することにつながるため、忙しい毎日を送る方にとって強い味方となることでしょう。
骨と歯を強化し、健康維持を促進する
骨や歯の健康維持にはカルシウムが重要だと広く知られていますが、意外にも知られていないのは、その吸収を助けるのがマグネシウムだということです。
マグネシウムが不足すると、骨密度の低下や虫歯になる可能性が高まる場合があります。
マグネシウムを豊富に含む塩を摂取することで、これらのリスクを軽減し、骨や歯の強化につなげられます。
特に成長期の子どもや骨粗しょう症の予防を考える方にとっては、大切な栄養素だといえるでしょう。
リラクゼーション効果を高める
マグネシウムには、筋肉の緊張をほぐし、リラクゼーション効果を促進する働きもあります。
神経伝達物質のバランスを整えることで、ストレス軽減や睡眠の質の向上にもつながります。
特に変化の激しく慌ただしい現代社会では、ストレスや疲労感を抱える人が多いため、マグネシウムを多く含む塩はその解消に役立つことにもなるのです。
マグネシウムが多い塩の種類

マグネシウムを豊富に含む塩の種類について知っている方は、かなり健康管理に気を使ってらっしゃる方ではないでしょうか?
マグネシウムを多く含む塩について、より多くの人に知っていただけるよう、マグネシウム塩の種類と特徴や具体的な塩について紹介します。
代表的なマグネシウム塩の種類と特徴
マグネシウムを多く含む代表的な塩は・・・
| マグネシウムを多く含む塩の種類 | 特徴 |
|---|---|
| ヒマラヤピンクソルト | 美しいピンク色が特徴で、ミネラル成分が豊富 |
| 天然海塩 | 海水を自然乾燥させて作られており、風味豊かで料理に最適 |
| エプソムソルト | ・硫酸マグネシウムを主成分とし、入浴剤として使われることが多い ・経皮吸収によるマグネシウム補給が可能 |
| ゲランドの塩 | ・フランス産の高品質な海塩 ・マグネシウムを含むミネラルバランスが魅力 |
エプソムソルトについてわかりやすく詳細を解説したこちらの記事もおすすめです!
この他にも、さまざまな塩の種類がありますが、次の章でマグネシウムが豊富なおすすめの塩を3つ紹介させていただきます。
マグネシウムが豊富な塩3選
マグネシウムが豊富な塩を3つおすすめします。
- にがり塩
- 死海の塩
- 岩塩
どれも一度は聞いたことがあるかもしれませんね。
一つずつ詳しく説明していきます。
にがり塩は、日本の伝統的な製法で作られる塩で、海水から塩を精製する際に得られるにがりを再添加して作られています。
特にマグネシウム含有量が高く、健康効果が期待できます。
にがりのミネラル成分がそのまま含まれているため、ナトリウムの摂取を抑えつつ、効率良くミネラルを補給したい方に最適です。
独特の風味を持ち、煮物や漬物などの和食によく合います。
また、その健康効果から、血圧の安定や便秘の解消を目的とした利用も増えているようです。
死海の塩は、世界有数の塩湖である死海から採取される塩で、非常に高いマグネシウム含有量が特徴です。
通常の海塩に比べ、ミネラルが豊富で特に美容やリラクゼーション目的で人気があります。
肌に優しい成分が含まれているため、入浴剤として使用されることもあり、皮膚の保湿やデトックス効果も期待されます。
また、料理用としても使用され、濃厚な味わいが特徴です。
健康志向の方や美容に関心のある方にうってつけの塩だといえるでしょう。
岩塩は日本人にとって一番身近な天然塩かもしれません。
岩塩は、海水が長い年月をかけて地層に閉じ込められ、固まったものから採掘される天然の塩です。
そのため、不純物が少なく、ナチュラルな成分を含んでいるのが特徴です。
特にヒマラヤ岩塩は、美しいピンク色と高いミネラル含有量で知られています。
マグネシウムをはじめとする多様なミネラルを含んでおり、味わいがまろやかで料理の風味を引き立てます。
見た目も美しく、テーブルソルトとしての人気もあり、料理や健康を意識する方に広く利用されています。
マグネシウムが多い塩を摂取する方法

ではどのようにして、マグネシウムが多い塩を日常の生活に摂り入れるのが良いのでしょうか?
その方法を2つお伝えします。
- 毎日の食事から摂る
- 普段の生活スタイルに合わせて摂る
具体的な方法について、解説していきますね。
毎日の食事から摂る
最適かつ、私たちの体にとって自然な摂取方法は、マグネシウムを含む塩を日々の料理に取り入れることです。
例えば、サラダに振りかけたり、スープや煮物に加えたり、いつも使っている塩を取り換えるだけで手軽にマグネシウムを補給できるようになります。
また、焼き魚やグリル料理に一つまみ加えることで、素材の旨味を引き立てるだけでなく、ミネラルを豊富に含んだ塩を体内に摂り入れることになるので、健康効果も得られるでしょう。
普段の生活スタイルに合わせて摂る
マグネシウム塩を取り入れる際には、自分の生活スタイルに合った方法を選ぶことが重要です。
なぜなら、数回程度やってみたものの、続けられなくては十分な効果が体に現れないからです。
最も重要なことは、「無理なく継続すること」です。
忙しい方は、先ほどお伝えした調味料として日常の食事に自然塩を活用するだけでも十分です。
何か一つをはじめてみて、それができるようになったら、また新しいことを試していきましょう。
「もう少しやってみてもいいかも!」と思えた方は、エプソムソルトをお風呂に加えるなどして、リラクゼーション効果と経皮吸収によるマグネシウム補給を追加してみてもいいでしょう。
実際に海外の論文でもエプソムソルトの効果は実証されています。
“It(Epsom salt )’s also associated with very few side effects and may offer several potential health benefits.”
「エプソムソルトは副作用の心配もほとんどなく、いくつかの健康効果が期待されている」
引用:Benefits, Uses, and Side Effects of Epsom Salt | Healthline Media

マグネシウムが多い塩を使う際の注意点と適切な摂取量

最後にマグネシウムを多量に含んだ塩を使う場合の注意点と適切な摂取量について、お話しさせてください。
健康志向と情報感度の高いあなたに、ぜひお伝えしたいポイントが2点あります。
摂りすぎによる影響と注意事項
マグネシウムを多く含んだ塩は、適量であれば健康に良い影響を与えますが、過剰摂取は体に悪影響を及ぼす可能性があります。
特に、過剰な塩分摂取は高血圧や腎臓への負担を引き起こす可能性があるため注意が必要です。
栄養バランスを考慮しながら、適切な量を守って摂取することを心がけましょう。
健康的に摂取するためのポイント
健康的にマグネシウム塩を摂取するためには、1日の摂取量を意識することが大切です。
厚生労働省の推奨するマグネシウム摂取基準を参考にしながら、料理の味付けに使用する塩の量も調整しましょう。
参考:日本人の食事摂取基準(2020 年版) 「日本人の食事摂取基準」策定検討会報告書|厚生労働省
「えっ!毎回お塩の量を計って料理するの?そんなの無理、、、」
と、思われるかもしれませんが、ご安心ください。
毎回の食事で1日に必要な摂取量のマグネシウムや塩をスプーンで計って、料理できる人がどれだけいるのでしょうか?
もしいたとしたら、尊敬の念しかありません。
重要なことは、「あなたが無理なく継続できること」
これに尽きます。
ゆえに、あくまでも必要な摂取量はあるけれども、厳密に計って何が何でもきっちりやる必要は全くありません。
大切なので何度もお伝えしますが、あなたにやっていただきたいことは、マグネシウムを多く含む塩をまずは購入して、実際に料理に使ってみることです。
それだけでも大きな変化ですし、それであれば継続できることであり、結果、健康的な体を手に入れるための最初の一歩になるはずです。
ただし、食塩中のマグネシウム含有量は一般的にわずかであり、食塩の摂取だけで十分なマグネシウム量を確保することは無理があります。
そのため、合わせてマグネシウムを多く含む食品(海藻、ナッツ、豆類、穀類など)も積極的に摂取することが理想です。
マグネシウムを多く含む塩に関するよくある質問

マグネシウムが多く含まれる塩について、よくある質問に回答します。
Q1:どの塩が一番マグネシウムが多いですか?
一般的に、にがり塩や死海の塩は、マグネシウム含有量が多いとされています。
にがり塩は100gあたり約3,000〜4,000mgのマグネシウムを含む場合があり、死海の塩も通常の海塩の約10倍のマグネシウムを含むといわれています。
ただし、含有量は製品や製法によって異なるため、購入時にパッケージの成分表示を確認しましょう。
また、食塩だけで十分なマグネシウムを摂取することは難しいため、海藻、ナッツ、豆類などマグネシウムを多く含む食品も合わせて摂ることが大切です。
参考:日本食品標準成分表2020年版(八訂)|文部科学省
Q2:マグネシウムを含む塩は毎日どれくらい使えばいいですか?
普段使っている食塩などに置き換えて利用するだけで効果的です。
小さじ1杯(約6g)程度を目安に、サラダや煮物、焼き魚などの料理に活用しましょう。
食塩中のマグネシウム含有量はわずかであり、塩だけで1日に必要なマグネシウム量(成人男性340〜370mg、成人女性270〜290mg)を満たすことは困難です。
重要なのは厳密に計量することではなく、無理なく継続することです。
参考:日本人の食事摂取基準(2020年版)|厚生労働省
Q3:普通の食塩とマグネシウム塩、どう使い分けたらいいですか?
基本的には、普通の食塩をマグネシウム塩に置き換えて使用すれば問題ありません。
特別な使い分けは不要です。
マグネシウム塩は味わいがまろやかで料理の風味を引き立てるため、サラダ、煮物、焼き魚など日常の料理全般に活用できます。
ただし、にがり塩や死海の塩は独特の風味を持つため、最初は少量から試して好みに合わせて調整するとよいでしょう。
厚生労働省は1日の食塩摂取量を男性7.5g未満、女性6.5g未満に抑えることを推奨しています。
マグネシウム塩でも塩分(ナトリウム)は含まれているため、過剰摂取には注意し、適量を守りましょう。
参考: 日本人の食事摂取基準(2020年版)|厚生労働省
まとめ|マグネシウムを多く含む塩を使って、より健康的な生活を始めよう!
今回の記事では、マグネシウムが多い塩のメリットや種類や特徴、摂取方法について解説しました。
マグネシウムを多く含む塩は、健康や美容に多くのメリットをもたらす素晴らしい素材です。
日々の料理や生活に取り入れられれば、エネルギー生成のサポートや骨・歯の強化、さらにはリラクゼーション効果を得られるようになります。
もちろん、適切な量を守ることも重要ですね。
今回お伝えした内容を活用し、マグネシウム塩をあなたの生活に取り入れてみて下さい。

