マグネシウムは、主にサプリメントや食事からの摂取が主ですが、マグネシウムオイルなど「塗るだけでマグネシウムを補給できる」経皮吸収も可能です。
とくに、肌荒れや肩こり、足のつり、睡眠の質の低下など、さまざまな不調に悩む女性や健康意識の高い方から支持を得ています。
本記事では、マグネシウムオイルの効果や効能、正しい使い方について詳しく解説し、初心者でも選びやすいおすすめ商品5選を紹介します。
サプリメント以外の方法でマグネシウムを取り入れたいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
マグネシウムオイルの効果・効能とは?期待される3つの作用
マグネシウムオイルは、肌からマグネシウムを経皮吸収させて、体内バランスを整えるサポートを行います。
サプリメントとは異なり、気になる部位をピンポイントでケアできる点が特徴です。
ここで、マグネシウムオイルの効果・効能から期待される、次の3つの作用について解説します。
- 肌荒れ・乾燥のサポート
- 筋肉のこり・足のつりの緩和
- リラックス・睡眠の質の向上
それぞれの効果について、一つずつ見ていきましょう。
肌荒れ・乾燥のサポート
マグネシウムは、肌のバリア機能をサポートして水分保持を促す働きがあるとされ、乾燥や肌荒れの予防に役立つ成分です。
マグネシウムオイルなどの経皮吸収で、不足しているマグネシウムを補給すると、肌のコンディションが整い、乾燥によるごわつきなどの肌荒れのケアが期待できます。
敏感肌の方は、無添加や低刺激処方のマグネシウムオイルがおすすめです。
筋肉のこり・足のつりの緩和
マグネシウムオイルは、気になる部位にピンポイントに作用して筋肉の緊張をやわらげるサポートをします。
運動後の肩やふくらはぎ、足の裏など、疲労や張りを感じやすい部位にマグネシウムオイルをマッサージしながら塗りこむと効果的です。
また、就寝前にマグネシウムオイルを塗って軽くほぐす習慣を取り入れると、夜間に起こりやすい足のつり対策にもなります。
リラックス・睡眠の質の向上
マグネシウムオイルは、就寝前のリラックスタイムにも効果的です。
寝る前に肩や首筋、足裏などにマグネシウムオイルを塗って、軽くマッサージを行うと、副交感神経を優位にし、眠りに入りやすい状態を作るサポートをしてくれます。
手軽なリラクゼーションと眠りの質を高める工夫として、毎日の中にマグネシウムオイルを使ったケア習慣を取り入れてみてください。
正しいマグネシウムオイルの使い方
マグネシウムオイルの使い方を正しく理解すると、効果をより実感しやすくなります。
ここで、マグネシウムオイルの基本的な使い方について以下のとおり解説します。
- 基本の使用手順
- 1回分の使用量と使用頻度
- 肌のベタつきやピリピリ感が気になる場合の対処法
マグネシウムオイルは、液状でスプレータイプのものが主流ですが、中には植物オイルなどを含んだクリームやバームタイプのものもあります。
本章では、スプレータイプとバームタイプの2種類を解説します。
マグネシウムオイルで毎日のケアを快適に続けるためにも、正しい使い方についてしっかり把握しておきましょう。
基本の使用手順
マグネシウムオイルの使用手順については、次のとおりです。
マグネシウムオイルを清潔な肌に直接スプレーし、手で軽くなじませながら塗り広げます。
肩、首筋、ふくらはぎ、足裏など、とくにケアしたい部位を中心に使うと効果的です。
また、入浴後の温まった肌は吸収しやすいため、就寝前のリラックスタイムに取り入れると睡眠の質も高められます。
適量を指先に取り、乾燥やこりを感じる部分に塗り込むようにマッサージします。
固形のため狙った部分に留まりやすく、乾燥対策や部分ケアをしっかり行いたい場合におすすめです。
香りやテクスチャーがマイルドな商品も多く、敏感肌の人でも使いやすく作られています。
1回分の使用量と使用頻度
次に、使用量と使用頻度について解説します。
- 1回分の使用量:2〜5プッシュ程度が目安(塗布部位の広さや好みに合わせて調整)
- 使用回数:毎日1回〜2回目安
- 1回分の使用量:パール粒大程度
- 使用回数:1日1〜2回程度を目安(乾燥が気になる時期や筋肉の張りを感じたタイミング)
就寝前や運動後など、リラックスしたタイミングで継続的に使用すると効果を実感しやすくなります。
また、使用量はメーカーごとに異なるため、必ずメーカーが定めた量を守りましょう。
肌のベタつきやピリピリ感が気になる場合の対処法
マグネシウムオイルは、高濃度の塩化マグネシウムを水で溶かした溶液のため、肌が乾燥していたり、バリア機能が低下していると、ピリピリとした刺激を感じます。
また、塩分を多く含むため、塗布後に肌表面に残りやすく、乾くまでに少し時間がかかる場合もあります。
肌への刺激を和らげたい場合は、使用前に軽く水で湿らせた肌に塗布するか、塗った後に少量の水や化粧水で薄めてなじませる方法が効果的です。
また、気になるベタつきが残る場合は、数分置いてから軽く洗い流したり、余分なオイルをタオルで押さえると、不快感が解消されます。
刺激や乾燥が強く感じられるときは、使用頻度を減らしたり、低刺激タイプのマグネシウムオイルに変えるなど、肌への負担を減らす工夫をしましょう。
参考:マグネシウムオイルの使い方|バランス整骨院
【厳選】マグネシウムオイル商品おすすめ5選
マグネシウムオイルを選ぶ際は、成分の純度はもちろん、肌への使用感や優しさなどの比較検討も大切です。
ここで、初めて使う方でも安心して選べるように、信頼性や使い勝手などを踏まえて厳選した5つのマグネシウムオイル商品を紹介します。
自分に合ったマグネシウムオイルを見つける参考にしてください。
Ancient Minerals Magnesium Oil
Ancient Minerals Magnesium Oil(エンシェントミネラルズ マグネシウムオイル)は、純度の高いZechstein(ツェックシュタイン)塩層由来の塩化マグネシウム水溶液を使用しています。
マグネシウムオイルの定番ブランドとして世界中で愛用されており、とくに高濃度マグネシウムの吸収を促すケアを目指したい方に選ばれている商品です。
オイル特有のさらっとした質感で肌なじみが良く、肩、背中、足など広範囲へのマッサージにも適しています。
公式のほかに、Amazonや楽天などの主要通販サイトでも取り扱いがあり、継続して購入しやすいのも魅力です。
Ancient Minerals Magnesium Oil | 公式ホームページ
NOW Foods Magnesium Topical Spray
NOW Foods Magnesium Topical Spray(ナウフーズ マグネシウムトピカルスプレー)は、サプリメント業界で長年信頼を集めるNOW Foodsが手がけるマグネシウムオイルスプレーで、品質と価格のバランスに優れています。
水のように軽いテクスチャーで、広範囲でもムラなくマグネシウムの塗布が可能で、肩こりや足のつりなどのケアを手軽に続けられます。
コストパフォーマンスも良く、毎日のセルフケアに取り入れやすいため、初めての方におすすめの商品です。
楽天やYahoo!などの国内通販で、手軽に入手できます。
NOW Foods Magnesium Topical Spray | 製品ページ(Yahoo!ショッピング)
MGCシーオイル マグネシウムオイルスプレー
MGCシーオイル マグネシウムオイルスプレーは、数少ない国産製造で安心して使えるマグネシウムオイルスプレーです。
ボディローションのようなテクスチャーで肌に優しく、肩、首、ふくらはぎなど気になる部位に直接スプレーしてマッサージすると、筋肉の緊張をほぐしながらケアできます。
公式ホームページでの購入はもちろん、AmazonやYahoo!など複数の国内通販サイトでの購入が可能で、継続利用にも便利です。
MGCシーオイル マグネシウムオイルスプレー | 公式ホームページ
Life-flo Pure Magnesium Oil Spray
Life-flo Pure Magnesium Oil Spray(ライフフロー ピュアマグネシウムオイルスプレー)は、100%ピュアな高濃度塩化マグネシウム水溶液を使用したマグネシウムオイルスプレーで、余計な添加物を避けたい方に人気の商品です。
オイルタイプの強みを活かし、肩や首筋、ふくらはぎなどケアしたい部位に直接スプレーしてマッサージしながら経皮吸収を促します。
集中的にマグネシウムを補いたい方や、マグネシウムの濃度を重視している方に適しており、ポイントケアにも使いやすい商品です。
海外ブランドながらYahoo!などの国内通販サイトでも高い評価を得ており、安心して取り入れられます。
Life-flo Pure Magnesium Oil Spray | 製品ページ(Yahoo!ショッピング)
マグバーム
マグバーム(MAG BARM)は、国産のバームタイプの商品です。
オイルタイプとは異なり、マグネシウムを配合したクリーム状のテクスチャーで狙った部分にしっかり留まりやすく、乾燥や刺激が気になる部位を集中的にケアできます。
肌にやさしい無添加処方で作られており、赤ちゃんや敏感肌の方にも使いやすく、日常のセルフケアに安心して取り入れられます。
肩や首、関節周りなど、部分的なケアを重視したい方におすすめです。
マグバーム(MAG BARM) | 公式ホームページ
マグネシウムオイルを使う際の3つの注意点
マグネシウムオイルを安心して使うためには、いくつかのポイントを押さえておく必要があります。
とくに、次の3つには注意しましょう。
- 妊娠中や子どもでも使用できるか確認する
- 赤ちゃんの誤飲防止には十分に気を付ける
- 肌が弱い人は事前にパッチテストを行う
正しい知識を持って安全にケアを続けるための参考にしてください。
妊娠中や子どもでも使用できるか確認する
マグネシウムオイルの商品によっては、妊婦さんや乳幼児への使用を控えるよう明記されている場合があります。
妊娠中や小さな子どもが使用する際は、必ず使用上の注意を確認しましょう。
とくに、妊娠中は肌が敏感になりやすく、ホルモンバランスの変化で予期しない刺激を感じるケースもあるため、心配な場合は医師や専門家に相談してから使用を検討してください。
また、家族全員で使う場合でも、個々の体調や年齢に合わせた使い方を意識し、安全なケアを心がけましょう。
赤ちゃんの誤飲防止には十分に気を付ける
マグネシウムオイルは塩化マグネシウムを高濃度で含んでいるため、誤って口に入れると強い塩味や刺激を感じるだけでなく、体へ負担がかかる場合もあります。
とくに、赤ちゃんや小さな子どもがいる家庭では、使ったあとのスプレー容器やキャップをきちんと閉め、高い場所や引き出しなど、手の届かない場所への保管が大切です。
子どもの行動にも目を配り、誤飲や誤使用を防ぐための環境を整えておきましょう。
また、マグネシウムオイルを肌に塗布した後、赤ちゃんが手を舐めてしまわないように、塗布後は手をしっかり洗う習慣をつけると安心です。
肌が弱い人は事前にパッチテストを行う
マグネシウムオイルは、塩化マグネシウムを水に溶かした高濃度のミネラル溶液であるため、塗布後に肌がピリピリした刺激を感じる場合があります。
そのため、乾燥肌や敏感肌の人が初めてマグネシウムオイルを使う際は、事前でのパッチテストをおすすめします。
腕の内側など、目立たない部分にマグネシウムオイルを少量塗って、赤みやかゆみ、痛みが出ないかを確認し、刺激が強いと感じた場合は水で薄めて使ったり、低刺激タイプのマグネシウムオイルに変えるなど、肌にやさしい方法で使用しましょう。
まとめ|マグネシウムオイルを毎日のケアに取り入れて体もお肌も健やかに
マグネシウムオイルは、経皮吸収を通じて不足しがちなマグネシウムを補い、肌や体のコンディションを整えるケアサポートアイテムです。
筋肉のこりや足のつり、乾燥による肌荒れ、リラックスタイムの習慣など、目的に合わせてさまざまな悩みにアプローチできます。
マグネシウムオイルの正しい使い方を理解し、自分に合ったマグネシウムオイルを見つけて、健やかな毎日を目指しましょう。


